初霜が来てからの、この季節の歩みの早さには、毎年の事ながら驚かされる。
10月は、初めと終わりでは、昼間の時間が75分も違うのだそうだ。北国の季節の移ろいはいつも足早だけれども、特に秋の早さといったら!私が一生懸命走っても、なかなか追いつかない。
予想より早くに霜が来たので、あわてて近所の農家さんのところに顔を出してひとつお願いをしてきた。
この農家さんは、私のお味噌の先生で、ものすごくたくさんの種類の野菜たちを育てている。
この時期のオススメは、「とうきび(=とうもろこし)」。毎年とうきびもぎ取り体験をやっているので、これが秋の楽しみになっている。自分で選んだまるまると太ったとうきびを、採ってすぐに茹でて、粒をはずして、一年分の冷凍コーンを作るのだ。
で、この日のお願いは、とうきびもぎが終わった後の畑で、二番果(下の方についている、小さなとうきび)を分けて頂けないか、というもの。
もぎ取り体験が終わった後のとうきび畑は、まだ実のついている茎を、そのまま畑に鋤きこんでしまう。それは、畑の栄養となって次の年に生かされるのだけど、やっぱりちょっともったいない気もしていた。
我が家のニワトリさん達は、とうきびが大好物。茎も、皮も、芯も、粉砕機にかけてリッパなエサになる。ニワトリさん達のためにも、地場産のとうきびを分けてもらえれば最高だ。
農家の父さんは、初めてのお願いにドキドキの私を前に、「もぎとり体験が終わったら、畑に鋤きこむ前に電話してあげるから、好きなだけ採っていきなさい」と快く同意してくれた。
そして、この前の日曜日、ついに電話がきた。
長靴をはいて、張り切って子ども達も連れて、畑に行く。
とうきびの種類は…
なんと、「黒もちきび」だった。
しかし、我が家のとは違う。圧倒的に太くて、粒がしっかりして、これぞプロの出来栄え。
二番果を分けてもらうつもりで行ったけれど、まだ一番果も相当残っていた。夕方には畑に鋤きこまれてしまう。急がねば…。ありがたく、袋につめて、たくさん頂いてきた。
家に戻り、皮をむき、紐で2本ずつ束ねて吊るしてゆく。
あっという間に夕方になってしまった。
数は…数えていないけれど、すごくたくさん!長い長い、「とうきびのれん」が出来上がった。
秋の幸せ、とうきびのれん。
日を経るごとに、なぜかどんどん色が黒くなっていく。
干しあがったら、粒をはずして、「とうきび粉」を作ろう。
それでパンを焼いたら、黒いパンができるのかな?
楽しみ、楽しみ!
さなえ
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2008年10月8日水曜日
とうきびのれん
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