2009年3月18日水曜日

元気印のカボチャ汁粉

090317 少しずつ雪解けの進むにどむの里。

晴れた日曜日、窓の外を覗いた息子が、「あ~っ今日は石がいっぱいあるねぇ!」と感激した様子で報告してくれた。どれどれ?と見てみると、本当に!砂利が…懐かしい砂利が一面に顔を出している。

一度見え出した大地は、ぐんぐんと気温の上昇と共に、面積を広げ、家の前の砂利道も一気に春のどろんこ道と化した。

まだまだこれで雪は終わりじゃないと思うけど、今日はお彼岸だし、そろそろ気の早いフキノトウを探してもいい頃かも!

さてさて、のんびりペースでいつ終わるともしれない「郷土料理の聞き書き」に、先日久しぶりに行ってきた。
(前回の聞き書きの様子は、昨年5月のエントリー→たらし団子

今回は初めて、初対面の方にお話を聞く。

ところでこの町の人たちは、町の中心部のことは「マチ」と呼ぶけれど、郊外の「マチ」以外のところは全部「ヤマ」と呼ぶ。

最初に自分が住んでいるところを「ヤマ」と言われた時にはものすごく違和感があったけれど、今ではだいぶ慣れて、「ヤマの方は今日は地吹雪なんですよ~」って自分でも説明する時に使ってみたりする。

で、今回の取材に応じて下さった方も、私の住んでいる札友内とは反対方向だけど、町から外れた「ヤマ」のお方。
身体の不自由なご主人と二人暮しの、元気な女性だ。

50歳を過ぎてからご主人が倒れ、生まれて初めて運転免許を取りに行ったお話や、70歳を過ぎてからホームヘルパーの資格を取りにいった話などをたくさん聞かせてくれた、元気いっぱいのお母さん。
この日は、昔子ども達と一緒によく作ったという、「カボチャ汁粉」をご馳走してくれた。

皮をとって小さく切ったカボチャを、浸るくらいの水でコトコト炊く。
軟らかく煮えたら、そこに砂糖と牛乳を入れ、カボチャの甘い汁にする。
中に入れるお団子は、小麦粉と片栗粉を1:1で混ぜ、それを熱湯でよくこねたもの。これを丸めて茹で、作っておいたカボチャのお汁に入れるのだ。

今回はカボチャが固めの品種だったので、ゴロゴロとカボチャの形が残っているけれど、ホクホクしたカボチャで作るとカボチャが溶けて、その方が美味しいんだけど…とちょっと残念そうなお母さん。

お汁粉をよそってくれた器が、ものすご~く大きな丼だったので、あららどうしましょ…と思ったけれど、甘くて身体が温まる元気な味。それにプラスして、手作りのお漬け物や、お汁粉のつけ合わせ?のお味噌汁も作ってくれ、もう夕食も入らないほど満腹に…。でも全部お腹におさまったのは、自分でもびっくり。

甘いものならいくらでも手に入るのが今だけど、昔はやっぱり甘いものがご馳走。
人が来た時にふるまったり、婦人部の寄り合いに作って持っていったという思い出のカボチャ汁粉。ココロもカラダも温まる、元気印のお汁粉だった。

今度子ども達と作ってみよう。
だから、今年の秋は、カボチャがたくさん採れますように!

さなえ
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追伸:
2ヶ月間パソコンと格闘しながら作った、わっかのHP。やっと、やっと出来あがり、本日リニューアルOPENしました。
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