2009年2月28日土曜日

吹雪とシナモンロール

0902272 雪の多い冬だ。
しかも、シバレる。

先週、この冬イチバンの猛吹雪がやってきた。
「ジェット気流」と名づけたここの吹雪は、とにかくスンゴイ!

2メートル先に駐車してある車は、辛うじて見える。
だけど、10メートル先にあるはずの車は、まったく見えない。目の前でジェット機がエンジンを噴射しているような、超巨大送風機が家のすぐ横で回り続けているような、そんなすさまじい吹雪だ。

家の電話も朝からじゃんじゃん鳴る。
「保育園は臨時休園になります!」
「摩周ジャガーズの連絡網です。今日の練習は吹雪のため中止です!」
「児童館は休館になりました!」

そして…私も電話をかける。
「すみません…今日は吹雪のため、予定していたスノーシューのツアーは中止させて頂きます。ごめんなさい」

さてさて、こんな日はお外にも出られませんし、家の中でのんびりしますかね。
札幌に帰るはずが足止めになってしまった友人と、昼間からビールを飲んで、ごろごろ。

のんびりしていたら、シナモンロールが食べたくなったので、粉を出してきてパンも作ってみた。

イースト
卵を半コ
カルダモン
グラニュー糖75グラム
温めた牛乳190cc
よく混ぜ合わせた中に、小麦粉300グラムを入れてこねる。
全体が混ざったら、溶かしバターを入れて発酵させる。

膨らんだら、台の上で伸ばし、溶かしバターを塗って、シナモンとグラニュー糖をふり、端からくるくると巻いていく。大ぶりに切ってオーブンで焼く。


ゴーリゴーリとミルで挽いたコーヒーと、焼きたてのシナモンロール。
映画を観ながらティータイム。
家でこんなのんびりした時間を過ごすのは、久しぶりだ。えーと、確か、そうだ、お正月以来だ!

窓の外はジェット気流だけど、50センチの壁を隔ててこちらは、ぽかぽかと薪ストーブのそばで、お昼寝つきの一日。
こんな吹雪なら、もう一回くらいあってもいいなぁ~~


いつもの年なら、こんな吹雪は1月に多いのだけど…
今年は季節の歩みが遅いようだ。

090227 でも心配していた屈斜路湖も、2月24日、ようやく全面結氷した。記憶にある限りでは、2番目に遅い記録。
そして今日、御神渡りもできた(写真をみてね)。
よかった、よかった。

時々風に春の匂いを感じる日もあるけれど、雪はたっぷりあるし、もうすぐ3月だというのに朝晩はぐぐーんと冷え込むから、まだまだお山は楽しめそう。
お味噌作りが終わったら、またスキーシューをはいて、森へ行ってみようっと。

さなえ
www.wakka.biz/nidomu/



2009年2月3日火曜日

肉を食べるということ

090202 晴れた気持ちのいい冬の日の朝。
一本の電話が鳴った。

つっちー家からの電話。
「羊一頭買ったんだけど、ちょっと量が多いので、シェアしませんか」というお誘いだった!
共通の知人でもある、羊を飼っているIさんのお宅で2頭の羊を屠殺して、そのうちの1頭がつっちー家の割り当て分なのだそうだ。

最近、お肉にはご無沙汰の私たちでも、こんな機会はなかなかないので、喜んでシェアすることに決めた。
電話の後、すぐに上着を着て走ること車で15分、Iさん宅に急行する。

毛皮を剥いで、頭を落とし、内蔵を抜いた状態の枝肉は、全部で30kg。どさりと車に積み込み、解体場所(わっか)へ。

どーんと大きな枝肉をテーブルに盛大に置く。まな板と、包丁と、ビニール袋を用意する。

「・・・」

「・・・・・・。」

どこから、どうしたらいいの??

あいにく、解体に慣れたガッテンは氷上の人で留守。仕方がないので豚を解体した時の様子を思い浮かべながら、包丁を入れていく。
思い浮かべながらと言っても、豚の時は、プロのお肉屋さんが手伝ってくれたので、私はほとんど見ているだけだった。はいロース、これがバラ肉、はいこれが外モモ、こっちがシンタマね、と、次々渡されるお肉を袋に詰めるだけの人だった。

でもとにかく解体に立ち会ったのは私だけなのだから、お肉屋さんの手つきを思い出しながら、さびついた記憶の箱をガタガタと引っ張りだしながら、少しずつ解体作業は進んでいった。

大人3人がかりで2時間かかって、1頭の羊さんはたくさんの小さな羊肉のブロックとなった。昨日の朝までは生きていて、メェーメェー鳴いていたコヒツジは、今はこうしてお肉のかたまりとなってテーブルに並んでいる。

食べるということは、命を頂くこと。
北の国に住んでいると、こうやって「命を頂く」をダイレクトに実感する機会がよくある。

お肉を食べるということは、今の日本ではほとんど「家畜」を食べるということ。
家畜を食べるということは、家畜が食べている飼料を輸入したり生産したりするということ。
だから、最近の我が家ではお肉が少ない。
でも北の国では、こうやって自分の家で育てた羊や豚、そして野生の鹿を頂いて食べる機会も多い。

0902022 我が家にやってきた骨付きの子羊は、大きなお鍋で水からコトコト煮込んで、モンゴル風・羊の塩煮「シュゥパウロー」になった。大きな玉ねぎやジャガイモも丸のままごろごろと放り込んで、しみじみと温かいシュゥパウロー。

「お肉!」
「お肉!!」 と大喜びの子ども達。

羊さん、ありがとう。

ご馳走様でした!


さなえ
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