ぐんぐんと、夏らしい風景がやってくるこの季節。
何しろ、フリースを着ないで過ごせる期間と言ったら、1年のうちでもこの2ヶ月ほどしかないのだから、多少無理してでも半袖を着るべし!なのだ。
20℃を超えると、「今日は暑いねえ」という会話になるのが北国なのだけれど、昨日お風呂で会ったばあちゃんは、昔はもっと暑かったンだぁとしみじみ。
遠い記憶のページをそっとたぐりながら、
「昔は露地でも大きなナスやらキュウリやら、アジウリやら、一抱えもあるような大きなスイカやら、何でもごろごろ採れたもんだねえ。今ならもうハウスで育てたってあんな大きなナスは採れないねぇ。アジウリが甘ぐて甘ぐて、飛び上がって食べたもんだぁ」
「あんまり暑くてかなわないから、昼んなると湖水さ飛び込んでさ・・・」
アジウリって言うのはマクワウリのことで、メロンの仲間。今ではもう見かけることはほとんど無いけれど、とても美味しかったそう。昭和40年代はこのあたりでも作っている人がいっぱいいた。
「暑い夏は何年も続いたけど、もう最近は全然ダメだねえ・・・」
ばあちゃんは淋しそうだった。
温暖化、温暖化って言うけれど、どうなのかな。
暑いところはもっと暑く、寒いところはどんどん寒く、そんな気候変動が起こっているように感じることが多い。
しかしそんな気候変動にも負けず、いつも元気なのは野の草たち。
今年の春は、そんな元気な野の草の代表、ヨモギを毎日つんではお菓子を焼いていた。
何しろいくらでも生えているのだから、ザルを片手に、サンダル履いて採りに行けるのがイイし、採っても採っても無くならない。
お湯を沸かしながら採りに行くくらいの気軽さ。
畑の周りや家の裏で、ヨモギの柔らかな穂先を選んで摘みとり、ほんの少し重曹を落としたお湯でさっと湯がいてからいろいろのお菓子に。
定番の、よもぎ団子。
よもぎパウンドケーキは、ヨモギの量を増やしすぎてこんな色に。
ヨモギの量が少ないと、香りが薄くてなんか違う。
でも増やしすぎるとヨモギが強すぎて食べにくい。
そんなわけで、いろいろな分量で何度も試行錯誤してたどりついたのが、これ。
よもぎマフィン。
気軽に作れるから、朝ごはんにも焼いたりして。
春先にたくさん摘んで茹でたヨモギは、ビニール袋に小分けしてたっぷり冷凍してある。
こんなストックがあることが嬉しい。
さて、ヨモギ摘みに明け暮れた新緑の季節はもうはるかに過ぎ去り、夏草のぐんぐん育つ暑い季節がやってきた。
あの頃とても大事にされていたヨモギたちも今は「雑草」となり、畑に侵入しているのが見つかると、容赦なく抜かれている。
でもヨモギマフィンはまだ当分楽しめそうですよ。
さなえ
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2012年7月18日水曜日
よもぎマフィン
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