2013年1月7日月曜日

お正月

2013年、あけましておめでとうございます!
皆さま、今年もどうぞよろしくお願い致します。

今年は、中学2年生の長男が一人京都へ行っていたということもあり、静かなお正月。
子どもの頃は、紅白歌合戦も見たことがなかったし、初詣にも行ったことがなかったけれど、今よりもお正月はうんとお正月らしかったように思うのは気のせいかしら。

小さな餅つき機がガタゴトと回りながらお餅を搗いていたこと、
ラジオから流れる第九、
お節を作る大忙しの台所、そこで母にうるさく話しかけては、お正月が待ちきれなくてぴょんぴょんしていた遠い日の記憶を確かめるように、今年も少しばかりのお節と、お雑煮から一年が始まりました。

北海道のお雑煮って、どんなの?
こちらに来てからよくいろいろな人に聞いてみるけれど、さすがは移民の国だけあって、これと言った決まりはなく、それぞれの出自によってさまざま。
そんな「何でもOK」のアバウトさも北海道らしい。

我が家のお雑煮は、実家で作っていたすまし仕立て。
昆布とカツオの一番出汁に、千切りの大根、人参、こんにゃく、ささがきごぼう、小さく切った鶏肉、木綿豆腐、里芋。お醤油と塩で味つけした具沢山のお雑煮です。
焼き餅を器に入れて、汁を注いだら、仕上げにたっぷりの三つ葉と、ひし形に切った薄焼き玉子をひとつかみ。本当は小口切りにしたなるとも彩に添えるのだけど、原料に不安のある魚肉練り製品は今年も割愛です。

このお雑煮の香りがお正月。ああまた新しい一年が始まるのです。
…でも何か足りない。
小さい頃に食べていたお雑煮とはちょっと違う。
毎年心の片隅で思っていたのだけど、今年ふいにそれが分かりました。

それは、祝箸。
元旦の朝、父が祝箸の袋に家族それぞれに名前を筆ペンで書いてくれて、お正月の間はその祝箸で過ごすのが慣わしだったのでした。
対になったお箸の一本一本にも、家族それぞれに目印を記して。
祝箸からの新しい木の香りで頂くお雑煮が、幼い頃のお雑煮。
祝箸が普通のお箸に戻って、朝ごはんにパンが出てくると、それでお正月はおしまい。ああそうだったなあと思い出しながら、今年もやっぱり祝箸は無かったのだけれど。


さあ、今年も良い年でありますように。
新しい年に、たくさんの希望がありますように。

さなえ
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