「蕗を採るんだったら6月20日がいいの。それより前だと柔らかすぎてダメだし、6月末になったらもう固くてやっぱりだめなンだ。茎が青々としてて、根元を刈ったらさーっと水が出てくるようなのがいい蕗なンだ」
そう、地元のばーちゃんに教えてもらっていたけれど、最近はとんと蕗採りからご無沙汰の私。
理由は美味しい青蕗が少なくなっていることと、6月20日が何だか忙しい日に当たってしまう事が多かったこと、などなど…。
茎の青い、水が滴るような「いい蕗」は、きれいな川の側に群生している。
道路脇にたくさん生えている大きな蕗は、「おかぶき」とか「赤蕗」とか呼ばれていて、食べられない事は無いけれど、虫が食っていることが多く、あまりよろしくない。
川の側の青い蕗は、大きいものは背丈近くまであり、すらりと美しく、見るからに美味しそう。
でも以前よく採りに行っていた川のほとりの蕗は、乱獲が進んで、みんな「赤蕗」になってしまった。
今度採りに行く時には、新しい群生地を探さなくてはならない。そんなこともあって、ここ何年も蕗採りから遠ざかっていた。
しかし、今年は何としても蕗を採りたい!
というのは、「アンゼリカ」を作りたかったからだ。
アンゼリカというのは、蕗を砂糖で甘く煮詰めて、グラニュー糖をまぶした蕗菓子のこと。
これを細かく切ってパウンドケーキに入れたら美味しいだろうなぁ!
そう思いながらも、今年もまた日々の忙しさにくじけて、なかなか蕗採りに行けずにいた。
蕗採りにいきたぁ~い!と言いながら、6月20日をすっかり過ぎたカレンダーを眺めつつ諦めモードになっていたら…
魚釣りに行ったスタッフが、ついでに蕗をお土産に採ってきてくれた!
ばんざい! 早速アンゼリカを作ってみた。
ことこと煮詰めて、蕗の香りがキッチンいっぱい。
ことこと煮詰めて、驚くほど細くなってしまった蕗をバットにあげて、グラニュー糖をまぶすと、アンゼリカの完成。
初めての自家製アンゼリカは、口に含むと野生の蕗の香りがいっぱいに広がって、もうちょっと…あとちょっとだけ…と止まらなくなってしまった。
さてさて、これで焼くパウンドケーキやいかに。
今からワクワクの私です。
さなえ
www.wakka.biz/nidomu/
2008年7月16日水曜日
蕗
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿