2010年6月2日水曜日

自然から頂くもの

桜が散り始め、どこもかしこも一面タンポポの北の大地。
畑の野菜たちは、特に露地のものは、植えつけたはいいけれど、しーんと音もなく静まり返っているようなそんな中で、雑草たちのたくましさは何だろう。
わずかな光も逃すまい、水分はしっかりと蓄えて、流れ出てくる養分は一滴残さず自分のものとする、そんな力強さ。耳をすませば、快晴の空の下で草がすくすく伸びている音が聞こえる…ような気がする。

雑草、雑草というけれど、きっと彼らにも名前がある。
でも私に分かるものと言ったら、アカザやハコベ、ギシギシ、それから触ると痛いイラクサくらいで、後はまだ「名もなき草たち」。

1005311 そうそう畑の脇には、これでもかというほどヨモギが密集している。
ヨモギだって春の味には違いない。そういえばヨモギはあんまり料理したことがなかったっけ… そう思い、昨日はヨモギを摘んでみた。

若芽の美味しそうなところを選んで。
春らしい草の香りがふわりと漂って、それだけで何だか嬉しい。

上新粉を蒸して、すりこぎで搗いて、さっと茹でたヨモギを一緒に混ぜて捏ねると、草餅の出来上がり。たくさん作って常備している小豆餡をたっぷり乗せておやつにしてみた。
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自然から頂くものは、何より安心感があって嬉しい。


ところで、このところいつもの「搾りたて牛乳」が入手困難だ。
欲しくなった時に、近所の酪農家さんの牛舎に瓶をぶらさげて買いに行っていたのだけれど、口蹄疫がこれだけ宮崎に広まっているので、九州からのゲストもよく来るわっかとしては、自主的に牛舎への立ち入りを「自粛」している。

牛乳は、「自然から頂くもの」だろうか。
いや、ちょっと違うなと思う。

牛乳を摂取するのは身体に良くない、最近はそんなことをよく耳にする。
それが間違っているとも思わないけれど、全面的に正しいかというと、それもちょっと違う気がする。

けれど、なるべく牛に負担をかけないようにしながら、大事に名前をつけた一頭一頭を育てて、365日牛のことを考えて暮らしている酪農家のAさんから分けて頂く牛乳は、やっぱり自然からの恵みに違いない。


家の裏に立てかけてあるシイタケのほだ木に、今年の春はシイタケが鈴なりだ。
タイヤ温室で育てたほうれん草は、早く収穫しないととう立ちしそう。
今日の夕食は、シイタケとほうれん草、手作りハムを、自家製の卵とたっぷりの牛乳で焼いた野菜のキッシュ。

スーパーで買った牛乳、というのがちょっぴり残念だけど…
早く口蹄疫がおさまって、牛と人の営みが少し前に戻ってくれることを祈ります。

さなえ
www.wakka.biz/nidomu/



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