2009年12月15日火曜日

昔の暮らし

冬のにどむは風の谷。
吹き荒れる風の合間を縫って、外での作業も風次第。

びゅーびゅーと吹き荒れた風の収まった晴れた日、えいやっと外に出て葦刈りをした。
ガッテン、リョータくん、ワカメちゃん、私。4人でやれば早い早い。あっという間に、池の葦は刈り倒されて、束ねられて、倉庫に山積みになった。

この葦は、冬の間にちょきちょき切って、袋に詰められて…
そのうち、ステキなゲストハウスの壁になるはず!…です。

葦狩りが早く終わったので、午後から皆で「てしかがの蔵」に出かけた。

ここは数年前まで営林署だった建物で、今は、昔の道具や写真など歴史あるさまざまなものが展示されている資料館に姿を変えている。

1階には古い写真、2階には昔の道具が収められていて、私たちは教育委員会に立ち寄って鍵を開けてもらい、中に入った。

何度も来ているけれど、何度来ても楽しい。

091214ski 例えばこんなスキー

木で出来た手作りのスキー。
かっこいい…

北海道に引っ越してきたばかりの頃の私たちは、家を建てる場所を探して、ヒマを見つけては古い離農跡地をめぐっていた。
腰折れ屋根の古い倉庫には、いろいろな道具が詰まっていて、それが私たちには宝の山に見えた。

古いストーブ、農機具、瀬戸物、何に使うのか分からないさまざまな道具達に混じって、手作りのスキーが置いてあることもよくあった。

子どもの年賀状が落ちていたこともあった。
「今年も力いっぱい、生きぬこう!」
葉書一面に、子どもの字でそう書かれていた。

静かで寒い、昔の教室のような展示室を歩きながら、そんなことを思い出していた。

091214kyou

ちょっと前まで、北海道はこんな風だったんだよね。
こんな時代に戻ったら、私はちゃんと生きていけるだろうか。
我が身を振り返り、ちょっと情けなくもなる。


しかし、北海道中にいろいろな資料館があるけれど、「てしかがの蔵」は特別だ。
なんといっても、展示品を自由に触って体験できる。
上の写真の教室も、イスに座ったり教科書を開いたりして、どうぞご自由にタイムスリップしてください…という感じだ。

他にも、子ども達がいつも遊んでいる古いパチンコ台や、なんぞ挽いたものが散らばっている石臼コーナーなど、こんなに自由な資料館はなかなか無いんではないか。


スキーの他に、今回目についてものを2点。

091214saiken_2 大東亜戦争割引国庫債券
091214tebukuro 軍隊の防寒手袋
引き金を引くときのために、人差し指が自由に動く特別仕様。
これらはしっかりと展示して、しっかりと「過去の遺物」になってほしいと思う。

でもとにかく面白い。

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「てしかがの蔵」 観覧無料
弟子屈町教育委員会 015-482-2948 へお電話の上、お出かけください。
ただし、冷蔵庫のような寒さのため、防寒着は必需品です。
担当の方が空いていれば、解説つきで案内してくれます!
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この日資料館に来た本当の目的は、1階の写真コーナーで昔の釧路川の写真を探すこと。
川づくりを考える、こちらもあれこれ進行中。

いろいろな意味で、意義深い午後のひとときでした。

さなえ
www.wakka.biz/nidomu/



2 件のコメント:

  1. さなえちゃん、ご無沙汰です。
    当然といえば当然だけど、寒さの桁が違いますなあ。山登りをしていたときに北アルプスの稜線などで体感した気温が、普通に毎日の暮らしの中にあるものなのかあ、と思うと、ぞっとします(笑)。
    今年も、大自然の中、温かな人たちの中で、よき年だったのではないかとお察し申し上げます。
    釧路川の件、本当になんというか、うーん、難しいよね。でも、きっと、うまくいくように思います。なんとなく。
    熊本でも、今年は川辺川のダム計画の中止が決まったりして、川のことを考えることが多い年でした。現場を訪れたり、勉強会に参加してみようと思ってはいるんだけど、距離もあるし、問題が大きすぎてなんだか敷居が高いような気もして、関心が薄れていました。
    でも、釧路川の件で、「川のことも勉強したい」とふと思った矢先に・・・。近所に引っ越してきた同世代のご夫婦が、カヌーをされる方々で、「あっ、ご縁がひろがった」と勝手に感じました。球磨川や四国の川をホームグランドとしているそうで、いつか連れて行ってもらおうと空想してわくわくしてます(笑)
    もう10年近く前に、一回だけ川旅をしたことが実はありまして・・。アラスカに山登りにいったついでにユーコン川をカナディアンで200キロくらい下りました。原生自然が、体を包み込むあのなんともいえない感覚が、とても懐かしいです。
    なかなか遠出は出来ない暮らしですが、ココロはいつも、何事にもとらわれずに、「出来ない」と思い込まないようにしていたいものです。
    そのうち、いつか、釧路川も下るぞ~。よろしくね(笑)。
    ではでは。ながくなりました。

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  2. kabaやん、コメントありがとう!
    ココロはいつも、何事にもとらわれずに…
    大事ですね~。
    私もそうありたいものです。
    寒さというものは、湿度や風に相当影響されます。
    阿蘇の氷点下は、タブンこちらの-20℃並に寒いはず!
    早くkaba家にカーテンがつくことを祈りつつ…
    来年も良い年でありますように☆

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