2009年12月6日日曜日

水道

寒さの厳しくなるこの時期。
例年だと、毎朝の道内最低気温1位・2位を争っているのだけれど、今年はどうも違うみたい。

昨日の最低気温は、道北の朱鞠内が-20℃でダントツの1位。
道北あたりが最低気温1位になるのは、もっともっと冬が深まって、雪もたっぷり積もった頃のはず。雪も積もっていないこの時期に、道北に負けるとは…何だかちょっぴり悔しい。

しかし1位を譲り渡してはいるけれど寒いことには変わりなく、連日の真冬日に、すくめっぱなしの肩がちょっぴり痛い、今日この頃…。

冷え込みがきつくなると、道内では『水道管の凍結』に気をつけなくてはいけない。

「気をつける」というのは、夜寝る時に、必ず水道の元栓をがちゃんと落とし、中の水を抜く「水抜き」をすること。これを怠ると翌朝は水が出ず、解凍はかなり手ごわい。大抵の場合、水道屋さんを呼び、大きなバッテリーのようなものをつなげて解凍してもらうことになるのだけれど、そうすると、水道屋さんへの支払いもかなり手ごわい。

ひどくシバレル日には、昼間でも凍ってしまうことがあり、なかなかに油断ならない。
現に私も真昼間に水道が凍ったり、うっかり水抜きを忘れたり、で水道屋さんのお世話になったことが(何度も)ある。

0912051 でもワラの家に引っ越してからは、水道とはサヨナラし、井戸の生活になった。
敷地内の自噴の井戸からは、24時間途切れることなく水が湧いている。湧き出た水のうち、半分は池に注ぎ込み魚たちの命の素に、もう半分は建物まで自分の力でやってきて、私たちの生活を支えてくれている。

台所に設置された大きなオレンジ色のタンクまで、自分の力…というか、自噴の力でやってくる井戸水。タンクが満杯だと自動的に溢れ出るのだけれど、その分はまた排水と一緒に流れていく。


台所で水を使う時は、オレンジ色のタンクから蛇口まで、ちょっとだけ電動ポンプの力を借りて、それで勢いよく蛇口から水が出ていた。
とまあ、とにかく、こんな便利なシステムだったから、凍結防止の作業とはもう何年も遠ざかっていたのだ。

しかし今年になって、このシステムを少し変更することにした。
大きなオレンジ色のタンクがかなり場所を取る、ということと、タンクが壁(ワラ)に接していたため、ワラを保護する目的で移動する必要があったから。

0912052 というわけで、オレンジタンク君は外に出された。
(写真は、外に出されて黒い布で覆われたタンク)
今までオレンジタンクのあった場所は、がらんとした空間になった。

外に出たタンクは、今までどおり、自噴の力でやってきた井戸の水でいつも満杯。
問題は、タンクから家までの10メートル。ここはどうしてもパイプがむきだしになってしまう。
今までは、常に流れている水だったから、むきだしのパイプの中であっても、中で水が凍るなどということは有りえなかった。

しかし新しいシステムでは、家の中で水を使っていない時は、パイプの水も滞ってしまう。滞った水は、あっという間に凍る。

これを避けるために、(ガッテンが)もう一仕事!
台所のシンクに、新たな蛇口が一本つけられた。
これは、オレンジタンクからあふれた水を流しっぱなしにする、新たな蛇口。

しかもこの蛇口だけは、電動ポンプを介していないから、いくら流しっぱなしにしても電動ポンプのお世話になることはなく、全く何の電力も使わない。…つまり、いくら流してもタダなんです!
タダし、蛇口全開にしてもそれほど水圧がないので、ジャーッと出ることはないけれど。

091205 新しい蛇口の下には、常に容器がおかれて水が「かけ流し」になっている。ちょっとした洗い物や水くみは、この新しい蛇口を使ってこと足りるし、ベーコンやハムの塩抜きにも最適!

そして今の私には、今まで気に留めていなかった「水の道」について、ちゃんと気を配ってあげるという大事な任務がある。
新しい蛇口は、他の蛇口を使っている時には必ず止めなくてはならない(←ポンプの仕様上)。そして、他の蛇口を使っていない時には、いつでも流しっぱなしにしなくてはいけない(←そうしないと、外のパイプが凍ってしまうから)。

新しい任務は、責任重大。
だけど、いつでも水の道を考えてあげる、ということなので、きっと井戸の水は喜んでくれていると思う。

今日も蛇口からはちょろちょろと水が出ている。
こんなに冷えたのに、やっぱり流れている水は凍らない。

すごいな。
ありがたいな。

そう、思う。

さなえ
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