2013年9月15日日曜日

元気の赤シソ

時たま、ふらりと家に寄ってくれるMさんは、パジェロに乗ったかっこいい76歳。
本業は車の…車関係の…詳しくは知りません。山野草にめっぽう詳しくて、山をいつも歩いていて、ボランティアで釧路湿原のレンジャーをされている元気なおじさん。何の前触れもなく我が家に現れて、コーヒーを飲んでおしゃべりして、魚や漬物を置いていったりする。

そんなMさんが、先月だったか、先々月だったかの去り際に「ところで今年のチソどうだい?」と私に尋ねた。
ちそ??
と一瞬とまどったのだけど、ああ、赤シソのことかとすぐに思い至り、「今年もたくさん出ていますよー。いつでも採っていってくださいね」と答えて別れた。Mさんは、シソの葉に甘い味噌をくるりと巻き、さっと焼いて頂く「シソ味噌」が大好きなのだ。

その、我が家の赤シソ。
毎年畑を耕して、種をまいて育てている野菜たちの中にあって唯一、誰も種を蒔いてないのに元気にはえてくる野菜。畑のいたるところから顔を出し、人参の葉っぱの間だろうが、踏み固められた畝間だろうが、雑草にまみれていようが、とにかくいつでも元気いっぱいに大きく育つ。

以前は活用方法をあまり見出せず、少しだけシソ味噌を作るくらいで、あとはほとんど雑草同様の扱いを受けていたのだけれど、私が梅干を漬けるようになってから、とても大切にされている。
赤シソの美しい茜色だけで、青梅が「梅干色」に染まるさまがとても不思議で、神秘的。何より野生の赤シソは香りがとてもよくて、梅と一緒に漬けた赤シソをご飯にのせて頂くとみるみる元気が出てくるのだ。

そんなふうに、もう何年も梅干専用だった赤シソだったのだけど、今年は梅干作りをお休みしたので、久しぶりに「しそジュース」を作ることにした。

我が家にあるいちばん大きなザルいっぱいの赤シソの葉が、およそ500グラム。
鍋に2リットルのお湯を沸かし、洗ったシソの葉を入れて20分ほど煮込むと・・・魔女のスープみたいな、濃い紫の恐ろし~~いスープがたっぷりできます。
ザルで濾し葉を取り除いたら、お砂糖を1キロ、お酢を50cc、魔女のスープに投入し、アクを取りながらまた20分ほど煮込みます。そのまま冷まし、最後にクエン酸を大さじ2杯入れると、美しい濃茜のシソジュースの素ができあがり!



飲む時は4~5倍に薄めて、お水でもよし、ソーダでもよし、焼酎でもよし。
甘くて酸っぱくて、味がとても濃い自家製のシソジュースは、カラダのすみずみまで沁みわたって、疲れもあっという間にとれると大評判。

夏が過ぎて、畑のシソたちは一斉にかわいらしい穂をつけ始めた。
残しておいた葉っぱも、枯れる前にとみんな摘みとり、今日は今年2度目のシソジュースを作った。
Mさんのために取っておいた葉も、全部摘んでしまった。

今度Mさんがふらりとやってきたら、コーヒーじゃなくてシソジュースをご馳走しよう。
最近来ていないけれど、忙しいのかな。


釧路川のほとりの風は、すっかり秋の色です。

さなえ
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