2013年9月17日火曜日

シカday

わっかでは、ツアーの車を回送するために自転車を使うことがよくある。
午前中、キーコキーコと屈斜路の国道を自転車で走っている時、右手の牧草地の方から、親子のシカが3頭飛び出してきた。シカは私の目の前を過ぎ、国道をわたって、左手のとうもろこし畑に消えていった。シカに会うのはちっとも珍しいことじゃないのだけれど、今日は自転車だったし、真昼間で車通りも多かったし、ちょっとドキドキした。

とうもろこし畑に消えたシカを見ようと自転車を停めてみたけれど、一瞬のうちにシカは畑に吸い込まれて、私の目にはとうもろこしの高い穂がどこまでも風に揺れているだけだった。

夜、お風呂からの帰り道に、「そうそう今日のお昼にここでシカに会ってね…」と次男に話していると、道の脇からまたシカが飛び出してきた。おっと危ない。
「小鹿だったね」「ぶつからなくてよかったね」その会話が終わらないうちに、またシカ。そしてまたシカ。最後のシカは大きな角を自慢するように、高くジャンプしてから森へ消えていった。

3頭のシカを見ることは珍しくないけれど、1頭ずつのシカが3回も飛び出してくるってことはあんまりない。
「今日はずいぶんシカに会う日だね」とつぶやくと、
次男は「うん」と頷いて、ちょっと考えてから「きっとパーティーがあるんじゃないかな?みんな招待状を受け取ってこれから行くところなんだよ」と教えてくれた。

ああそうなのか!知らなかったよ。

「でもシカさんはどうやってパーティーがあることを知ったんだろうね。顔を近づけるだけでもお話できるのかな?」
次男に聞かれたけれど、うまく答えが見つからなかった。

もしかしたら、今ごろはみんなでカレンダーをめくりながら、今年の猟期のことや、今年いちばんに美味しいとうもろこしが実っている畑のことや、初雪の予想について語り合っているかもしれない。

森の中にはまだまだ知らないことの方がたくさんだ。

さなえ
www.wakka.biz

日々の暮らしは、ツイッターとfacebookでも発信中です!
http://www.twitter.com/sanae_wakka
http://www.facebook.com/sanae.kinase

0 件のコメント:

コメントを投稿